【簿記3級独学】知識ゼロから2ヶ月で合格する勉強法

最短で簿記3級に合格する勉強法

なるべくお金をかけずに独学で資格を取得したいと思う人は多いですよね。

日商簿記3級は独学で合格できます

本記事では目安となる勉強時間やテキスト選び、勉強方法まで詳しく紹介します。

仕事と両立させたいなら最低でも2ヶ月必要

たまに簿記3級を1週間や1ヶ月で合格したという強者がいますが同じように超短期間での合格を目指すのはおすすめできません。

言うまでもなく、かなりのストレスが生じるからです。

社会人なら仕事をしながら、学生ならアルバイトや学校に通いながら、主婦なら家事や子育てがあるなかでの勉強です。

仕事や家事と両立させながら合格を目指すのは簡単なことではありません。

また3級のあとに、2級を視野に入れている人も多いはず。

詰め込み過ぎて2級でガス欠を起こさないためにも、心や時間に余裕をもたせる勉強法が大切です。

1日の勉強時間を1時間~2時間にするとストレスを最小限にすることができます。

100時間の勉強を目標にがんばる

2ヶ月(60日)で計算すると1日約1時間40分です。

通勤や通学、昼休み、家事の間などのスキマ時間を利用すれば、スキマ時間だけで1時間以上を確保することができます。

勉強が嫌いな人や勉強の習慣がない人にとって、1時間ぶっ続けで机に向かうことは結構しんどいですよね。

100時間って長いよ。。心折れそうって方も安心してください。

本当にしんどいのは最初の50時間です。

初めて簿記を勉強する人にとっては、簿記の考え方やルールに慣れるのが大変です。
「全然わからん、向いてない!」と落ち込むことがあるかもしれません。

それでも勉強時間が50時間を過ぎたあたりから、簿記に慣れてきます。
50時間というのは、テキストを読み終えて問題集を3、4回解き終えるくらいの時間です。

初めは意味不明だった人も「あれ?簿記って楽しいかも、合格できるかも?!」と感じてきます。

基礎力がつくのは50時間過ぎてからです。
そこまでは何がなんでも諦めないでください。

新しいことを頑張って詰め込むのは、最初の50時間!
そこからは試験対策への学習になってきます。

教材の選び方

独学で合格を目指す人にとってテキスト選びはかなり重要です。

途中で買い直すのももったいないですし、合格さえも左右してします可能性があるからです。

テキスト選びのポイントは3つ

  • 最新版のテキストを買う
  • 実績のある教材を選ぶ
  • 教材は3つあれば十分

最新・改定版のテキストを買う

試験の出題範囲が改定されていることがあります。

テキストの表紙や帯を見て、新しく出題される範囲に対応している書籍なのかを確認してから購入するようにしましょう。

注意
最新・改定版と書かれていても早く購入しすぎると前年度対応の場合があります。
いつ出版されたかの年度も併せて確認するように!

実績のある教材を選ぶ

実績がある教材を使うことが大切です。
おすすめはTACとパブロフのテキスト!

合格テキスト 日商簿記3級 Ver.10.0 (よくわかる簿記シリーズ)

合格トレーニング日商簿記3級 Ver.10.0 (よくわかる簿記シリーズ)

簿記教科書 パブロフ流でみんな合格 日商簿記3級 テキスト&問題集

これは初めて簿記を勉強する人にもわかりやすく書かれています。

カラフルな色で絵や図での説明も多く、楽しんで学習できる工夫がされています。

毎年、少しずつ改良されてどんどん使いやすさ分かりやすさがバージョンアップしています。

教材は3つあれば十分

「テキスト」「問題集」「過去問題集」この3つがあればokです。

不安からか色んな教材を何冊も買ってしまいそうになる気持ちはわかります。

でも3つの教材で十分です。
テキストと問題集が一緒になっているものでもok!

テキスト ⇒ 頭で理解する
問題集 ⇒ 実践で身につける
過去問題集 ⇒ 試験対策

これで十分に合格できます!

ポイント
予想問題集は必要ありません。3級の勉強範囲は狭いため、過去問でカバーできます。

一度は公開模試を受けるなどして、試験を想定した雰囲気を味合うことも大切です。

普段の学習では良い点を取れていても、試験の雰囲気に緊張して普段の力を発揮できない人は多いです。

勉強の流れ

勉強時間:~50時間

テキストと問題集を並行して学習する
テキストを読む ⇒ 問題を解く」 の繰り返し

テキストは一度に最後まで読むのではなく、項目ごとに読んでその項目の問題を問題集を使って解く。

このように、頭で理解しながら実践で身につけることで定着しやすくなります

最初はしっかり理解できなくても、「ふ~ん」くらいの気持ちで学習を進めていきましょう。

あとで苦手項目を振り返って復習できるようにマークをつけましょう。

マーク 内容
スムーズに問題が解ける
スムーズではないけど何となく理解できる
テキスト読んでも意味不明。問題も解けない

 

△ の部分は何度も繰り返し学習することによって解けるようになる可能性が高いです。

☓ の部分は途中で理解できるようになることも多いですが、ずっと苦手の可能性もあります。
ある程度、学習が進んでも理解できないままなら違うアプローチが必要です。

例えば、違うテキストを使う。← 本屋で立ち読みしてみる
WEBで調べてみる ← 無料で学習できるサイトがいっぱいある

おすすめ無料で学習できるサイト

勉強時間:50時間~

ある程度、簿記のことを理解し問題も解けるようになったら過去問題集を使って試験対策をする。

過去問を解くときは必ず試験時間である2時間内で問題を解く

あくまで過去問は試験対策をするための学習です。
わからないところを復習する場合はテキストに戻りましょう。

過去問さえやっておけば合格できるかのように言う人がいますが、これは基礎理解があってこそのことです。
真に受けて苦手項目をほったらかしにした状態で、過去問ばかりを優先してしまうのは危険です。

まとめ

ストレスをかけずに仕事と勉強を両立させるために学習時間は2ヶ月(100時間)を目指す。

本気でしんどい50時間まで何があっても諦めずに淡々と学習をがんばる。

テキスト選びは、最新・改定版であることと発行された年度をしっかり確認する。

勉強はテキストと問題集を同時進行で、過去問は最後の試験対策として使う。

何度繰り返してもわからない項目は、無料学習サイトなどを使い違うアプローチで解決する。

これを実践すると知識ゼロからの独学でも2ヶ月で合格できます!

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