と思う人へ向けて書きます。
本記事の内容
- 楽しいと思えるようになるには時間が必要
- 最終体系図を意識するとパズルのように見えてくる
- 実際にパズルを再現してみます
この記事を書いている私は、簿記1~3級を取得し総勉強時間1000時間を超えます。
私もある時期までは、簿記を楽しいと思えず、どこがパズルみたいなのか理解できませんでした。
楽しいと思えないのは自分に簿記が向いていないからなのかと考えた時期もありました。
とはいえ、長く学習していく中でその感覚がわかってきたので本記事では「楽しいと思えるのはどんなときか、パズルみたいに見えてくる流れ」などを紹介していこうと思います。
きっと、あなたもパズルに見えてくるはずです。
楽しいと思えるのは、ある程度問題が解けるようになってから
できないうちは、誰だって苦しくて辛いだけです。
簿記を初めて学習する人にとって、最初は覚えることが多い。
覚えるだけで精一杯で、簿記の考え方に慣れるまでは意味不明な状態です。
解答を見てもどうしてそんな答えになるのかわからなくてモヤモヤ…
私自身、そんな時期に楽しいなんて1ミリも思えませんでした。
問題を解くたびに疲労感が積み重なっていくだけ。
苦しみながらも1~2ヶ月ほど勉強を続けると、ある程度スラスラと問題が解けるようになってきます。
間違えたところも、解答をみたら理解できる。そうなると少し楽しくなってきます。
苦しい時期があったからこそ、できなかったことができるようになるって楽しいし、嬉しいです!
合格を狙えるくらいに成長できていたらなおさら、勉強が楽しくなります。
最終体系図を意識できるとパズルみたいに見えてくる
貸借対照表と損益計算書の繋がりがわかってくるとパズルだと言われる意味がわかってきます。
しかし目の前の数字だけを追っていると、なかなか見えてきません。
なぜなら全体が見えていないからです。
1つの仕訳でも常に貸借対照表や損益計算書につながっています。
その流れや最終体系図を意識できるようになると、なぜ必ず貸借が一致するのか理解できるようになります。
簿記は、よくできたパズルです
まっさらな状態からスタートして、どのように貸借対照表と損益計算書に繋がっていくのか。
最初は0からのスタート
① ¥150を借入れて営業を開始した。なお、借入金は当座預金へ振り込まれた
借方 | 貸方 |
当座預金 150 | 借入金 150 |
※ 当座預金は「資産」項目、借入金は「負債」項目
② 商品¥100を仕入れ、代金は掛けにした
借方 | 貸方 |
仕入 100 | 買掛金 100 |
※ 仕入は「費用」項目、買掛金は「負債」項目
③ 商品¥100を¥500で売上、代金は現金で受け取った
借方 | 貸方 |
現金 500 | 売上 500 |
※ 現金は「資産」項目、売上は「収益」項目
④ 通信費¥100を現金で支払った
借方 | 貸方 |
通信費 100 | 現金 100 |
※ 通信費は「費用」項目、(貸方)現金は「資産のマイナス」
⑤ 決算をむかえ損益¥300を繰越利益剰余金に振り替えた
借方 | 貸方 |
損益 300 | 繰越利益剰余金 300 |
まとめ
問題が解けるようになれば ⇒ 楽しいと思える
最終体系図を意識できるようになると ⇒ パズルみたいだと感じる
貸借対照表と損益計算書のつながりを考えるようになると簿記の理解も深まるので是非、最終体系図をイメージしながら勉強してみてください。