そんな人へ。
結論、合格できる可能性はありますが効率が悪いのでおすすめしません。
本記事の内容
- 3級を勉強しないのは効率がわるい
- 知識は必要だが3級の試験は受けなくても大丈夫
- 2級合格のカギを握るのは3級です
3級を勉強しないのは効率がわるい
2級の試験では「3級で学習する内容」と「2級から新たに学習する内容」の両方の知識が必要です。
いきなり2級から勉強したとしても、3級の知識をつけなければいけません。
3級の知識を前提に2級がある
2級のテキストは、3級で学習する内容については既に学んでいるという前提で書かれています。
そのため3級で学習する部分については簡易的な説明しかされておらず、初めて勉強する人にとっては理解しずらい内容となります。
理解が難しければその度に、3級に戻って勉強することになるので手間がかかります。
3級をとばすことが近道と考えているならば、それは間違いです。
2級合格のカギは3級にあります。3級の知識があってこそ、2級をスムーズに学習することができるのです。
2級を挫折する可能性が高くなる
簿記の基礎を3級で学び、知識を積み上げていくことで2級合格が見えてきます。
3級と2級は別々のものではなく、繋がっているのです。
知識ゼロから3級の学習を経ないで2級に挑戦するのは、基礎が無いまたは不安定なまま勉強をすすめることになります。
これでは効率的な学習をすることができずに挫折する原因になります。
スムーズに2級の勉強を進めるには、3級の知識が必要です。
3級が役に立たないと思うのは誤解
3級は「小規模な株式会社」を対象とした内容を学びます。
「2級は中規模の株式会社」「1級は大規模の株式会社」を対象とした出題内容となっています。
そして、日本の約86%は小規模な会社で成り立っています。
今あなたが、3級をとばそうとしているのが
「3級は役に立たない」
「勉強しても無駄」
と周りから言われたことが原因ならそれは間違っています。
3級は役に立たない試験ではありません。
むしろ驚くほど役に立つ資格です。
世間の評価が低い傾向にあるのは事実ですが…。
3級の試験はとばしても大丈夫
3級の知識は必要ですが試験を受ける必要があるわけではありません。
2級の受験資格は特に条件はないので3級を持っていなくても誰でも受験することができます。
勉強する過程で、自分のレベルにあった級を選べばいい
まだ実力が足りないと感じるなら3級を受験して、大丈夫と思うなら2級の試験にチャレンジしたらいいのです。
2級合格への近道は3級を極めること!
急がば回れ
あなたが感じているほど、3級の勉強に時間的なロスはありません。
むしろ3級から勉強したほうが結果的に近道になります。
簿記は「基礎に関する理解の深さ」が重要な試験です。
その基礎を学ぶのが3級です。
どれだけ3級を理解できたかが2級合格のカギです。